コートジボワール バウレ(・ヤウレ・グロ)の絣や染布です。
コートジボワールの東南の方に多く住んでいる人たちです。
こちらの布はそんなに古くはないビンテージだと思いますが、体に巻いたり羽織ったりして身に着け、仮面ダンスでダンサーが羽織っている事もあります。
バウレグループはアシャンティなどと同じアカン語族の母系社会で、もともとは現ガーナ地域に住んでいました。アシャンティが強大になり、18C頃までにコートジボワールの東南地域に移ってきたといわれます。
色鮮やかで緻密な織布や金属工芸の種類と多彩さみると、アシャンティ系と少し似ている感じもするような、、(まあ違うのですが。)
因みに、バウレの有名なゴリ仮面文化はアカン系の人々とはまた別の文化の影響を受けたらしいです。
【絣の布を付けた仮面ダンス】※バウレとグロは近い民族
1コートジボワール グロ地方のザウリダンス (Zaouli dance of Gouro village in Côte D’Ivoire)
女性の美へのオマージュである伝統的なこの踊りは、2017年の無形文化遺産の保護のためのユネスコ条約に登録されています。Zaouliはショーの中で、彫刻(仮面)、織布(コスチューム)、音楽(歌と演奏)とダンス(踊り)を組み合わせています。コートジボワールの各グロGouro)村には、有名なザウリ(Zaouli)ダンサーがいます。踊るのは男性ですが、仮面を身に着けてライオンの娘であるザウリを表現します。
→詳しくは、ユネスコのページへ
■このダンサーは凄いです。流石、世界遺産!
■2018年に作られたコートジボワールの映像制作会社のPR動画で、プロ作だけあってとても見やすいです。
仮面は7種類あり、その持ち主を表した現代的な寸劇風になっています。仮面をつけたダンサーがバウレ布を羽織ってます。
■こちらはゴリ・ゴナン仮面ダンスにノリノリの歌をつけてるミュージックビデオ?のような動画で、なんか、面白いです。周りの人たちが腰に布を巻いています。
ゴリ・ゴナンは村で不幸や厄介ごとなどが起きた後に踊られる役割の仮面です。