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colophon

トゥアレグ族がつくるアクセサリー

  こちらはニジェールのトゥアレグ族が伝統的なデザインや技術を生かして作っているピアスです。 黒檀とシルバーで作られるアクセサリーは、けずり、やすり、彫り、磨くをすべて手作業で行う工程です。 炎天下の土の上で作る姿は、思わず見入ってしまいました。   ここで彫り柄の話を少し。 ここのアクセサリーに多く彫られている、 /////////線を斜めに引く柄 ////// は砂漠の砂紋の象徴で、砂漠での砂の動きは進むべき方向の重要な道しるべだそうです。 △△△△ 三角のモチーフ △△△は、ピラミッドを表しているそうで、この中にも一つあるハートみたい柄も、ピラミッドを表してるといってました。 ((((( 弧の線 )))))) は食品を入れる木製のボウルを表しているそうです。   トゥアレグ族が作るアクセサリーは何かを大きな力を表すのではなく、 古来より自分たちの生活に欠かせないなものとシンプルに真摯に向き合い、それを極端なまでに抽象化し、研ぎ澄ましたデザインに落とし込んだ美しいアクセサリーです。 online shop はこちら

西アフリカ コーランボード

こちらはトーゴのコーランボード、コーランをアラビア語で書いて暗記する板です。 一説ごとに暗記し、覚えたら新しい説に書き直すことを繰り返し、薄く文字のあとが残っている板です。   西アフリカはいろいろな宗教や伝統的な信仰が多様にある地域ですが、ムスリムの人口もとても多い地域です。 5年前くらい前の、NHKスペシャル ”アフリカ 21世紀”で、西アフリカのイスラム世界が取り上げられていました。 コーランボードがどのように使われているか、どういう社会的な背景があるのか、マリとセネガルの事例が取り上げられていてとても分かりやすいです。 その動画がyoutubeにアップされていたので、ご興味あればぜひご覧ください。(50分弱あります) (セネガルの大統領も交代していたりと、現在の状況はいろいろ変化していると思いますが、ざっと把握する感じでご覧ください。) YouTube動画へのリンクはこちら   また今は、セネガルのイスラム教団の実態を児童労働などの人権侵害として訴える報告も多いです。 立場や状況が違えば考え方も違う、そんな話まで広がるアフリカのコーランボードです。 Newsweek日本語版への記事へのリンクはこちら     右:h 28cm  ハンドル 6cm 左:h 26cm  ハンドル 7.5cm オンラインショップへのリンクはこちら

西アフリカ ヘアーサロン関連

アフリカでは男女問わず、ヘアースタイルへのこだわりや関心はとても高いです。 なので、ヘアサロンも沢山あります。 青空サロンから、おしゃれサロンまで色々あります。 そして、最近はさらに進化しているらしいです。   最近、ガーナではモバイルヘヘアカットサービスも出来たという、ニュースを発見。(africanews.より) スマホアプリで頼むと車でサロンが来てくれるみたいです。 https://www.africanews.com/2019/05/23/ghana-haircut-mobile-service/           こちらは、アクラのおしゃれサロン。 バリカンで刈る角度というか、ラインには並々ならぬこだわり。 ガーナ・アクラのおしゃれなヘアサロン風景。         マリ、昔ながらの床屋のペイントの看板。素朴です。 西アフリカの床屋の看板は、プロの看板作家により描かれ、その時の世相や流行などを反映した、”一言”を入れる事が多いです。

Adjaratou Ouedraogo アジャラドゥ・ウエドラオゴ(ブルキナファソ)

西アフリカだけでなく、ヨーロッパでも活躍する女性作家アジャラドゥ・ウエドラオゴ(ニックネーム:アジャ) 日本では初紹介、ブルキナファソ(西アフリカ)拠点の作家です。(トーゴ出身) もともと画家を目指していたわけではなく、大学では会計を勉強し、その後会社に勤めていたそう。 ただ、小さいころから絵を描くことが大好きで、ずっと描いていたそうです。 2007年に初めて絵が売れ、そこから画家としてスタートした新しいアーティスト。 子供時代の記憶や、その時気になっている事など、何か自由へ向かうように情熱的に即興的に描きます。 ブルキナファソの風景から抽出し、色を混ぜ合わせた豊かな色彩も彼女の絵の魅力です。 彼女のアトリエを訪問したら、アトリエの向かいは小学校でした。 放課後に無邪気に遊んでいる子供たちは、アジャの絵そのもの。 アジャの絵をみると、アフリカの子供たちって本当にこんな感じ!と言いたくなります。   ■ Adjaratou-Ouedraogo resume pdf (in french)   【2014年 展示会動画】 ※音が出ます      

Swing Mode Africa 東西アフリカ作家の二人展

■開催期間: 2019年3月19日(火)~30日(土)3/24日休み ■場所:うとうと(銀座) 11:00~18:00(最終日17:30)   ■アジャラドゥ・ウエドラオゴ(ブルキナファソ) 日本初 展示期間:3月19日(火)~23日(土) Adjaratou Ouedraogo ※出品:colophon folk art ■マイケル・ソイ(ケニヤ) 展示期間:3月25日(月)~30日(土) Michael Soi ※出品:株式会社:ニーマ 展示会開催中、マリ共和国大使館シェフ直伝の、うとうとスペシャルマリ料理(数量限定)もご用意。 その他、雑貨やテキスタイル、トンボ玉アクセサリー、木彫品など、OLD&NEWのアフリカ盛りだくさん。 アフリカのアート&フード&ザッカ、銀座の隠れ家的ショップ(うとうと)でお楽しみください。   ■後援:マリ共和国大使館 ブルキナファソ大使館 ■協力・出品・企画: colophon folk art (アジャラドゥ・ウエドラオゴ/トンボアクセサリー/アフリカ布/木彫品) GLOBE ART(雑貨/トンボ玉/アフリカ布/木彫品) 株式会社ニーマ(Michael Soi /Soi バッグ)      

ガーナ映画ポスター

ガーナの巡回移動ビデオ映画館の、ペイント映画ポスター   1980~2000年頃、ガーナではビデオレコーダーによる小さな映画館が、地域から地域に移動して上映されました。 映画カセット、テレビ、ビデオデッキなどを積んだ、移動式映画館の宣伝ポスターがこちらです。 このポスターはハリウッドやノリウッド(ナイジェリア映画)の宣伝のために、アーティストや看板ペインターによって描かれています。 ポスターは、いろいろな町を巡回するので、折りたためて、雨風にも負けない丈夫な素材で、安価な小麦粉の袋をリサイクルしたものに描かれました。 また、ポスターは映画の宣伝目的だけでなく、ペインターたちのアピールの場でもあったようで、映画のテーマにアーティストならではの絶妙なアレンジが加えられています。 カラフルで個性のあるペイントポスターはガーナ人の心を掴んでお客さん受けがとても良かったらしく、通常の映画宣伝用印刷ポスターよりはるかに集客効果があったようです。 確かに、どんな映画なのか逆に見たくなる迫力とユーモアのある絵が多い感じがします。 絵自体もとても迫力のあってとても面白いのですが、 リアクションの大きめアフリカの人たちが、ギャーギャー笑ったり騒いだりしながら、みんなで楽しんで映画を観ていたのかなぁと想像もしてしまう魅力的なポスターです。