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2019年1月

ガーナ映画ポスター

ガーナの巡回移動ビデオ映画館の、ペイント映画ポスター   1980~2000年頃、ガーナではビデオレコーダーによる小さな映画館が、地域から地域に移動して上映されました。 映画カセット、テレビ、ビデオデッキなどを積んだ、移動式映画館の宣伝ポスターがこちらです。 このポスターはハリウッドやノリウッド(ナイジェリア映画)の宣伝のために、アーティストや看板ペインターによって描かれています。 ポスターは、いろいろな町を巡回するので、折りたためて、雨風にも負けない丈夫な素材で、安価な小麦粉の袋をリサイクルしたものに描かれました。 また、ポスターは映画の宣伝目的だけでなく、ペインターたちのアピールの場でもあったようで、映画のテーマにアーティストならではの絶妙なアレンジが加えられています。 カラフルで個性のあるペイントポスターはガーナ人の心を掴んでお客さん受けがとても良かったらしく、通常の映画宣伝用印刷ポスターよりはるかに集客効果があったようです。 確かに、どんな映画なのか逆に見たくなる迫力とユーモアのある絵が多い感じがします。 絵自体もとても迫力のあってとても面白いのですが、 リアクションの大きめアフリカの人たちが、ギャーギャー笑ったり騒いだりしながら、みんなで楽しんで映画を観ていたのかなぁと想像もしてしまう魅力的なポスターです。                      

トーゴの看板プレート

トーゴのペインター、A・Follyの看板ミニプレートです。 看板アーティストでしょうか? 作家に関しては詳しくわからないのですが、とても可愛いです。 看板が元ネタのペイントで、職業別の日常の風景が描かれています。 強い主張や派手な演出はありませんが、ほっこりと温かみのある色でと表情で、とても控えめなユーモアも垣間見れる作家です。 すっきりしてブレがないところは、どことない几帳面さと、手が覚えているような安定感があり職人っぽさも感じます。 大体、18×13cmくらいのミニサイズで、それがまた良いです。 お部屋にポンと飾ってもいいですし、何枚か集合で飾ってもいいかもしれません。 色々なテーマの絵があるので、なんとなく集めたくなる作品です。                

コロフォンフォークアート colophon folk art

colophon folk art (コロフォンフォークアート)は、 アフリカを中心としたフォークアート・トライバルアート・アーティストの作品を扱っております。 古来より、文字以外のヴィジュアルや音を重要なコミュニケーション手段としていたアフリカ、 その文脈は人々の中で脈々と受け継がれ、今も少しづつ形を変えながら進化しています。 西アフリカの看板、ポスター、それをルーツに持つペイント、アーティストの作品、オブジェ、民具、テキスタイル、装飾品など、 作品を通して生き生きとしたアフリカをご紹介できればと思います。