20世紀なかごろまで、コミュニティごとに機能していたごとに象徴貨幣です。
こちらは、ナイジェリア東・北カメルーン、キルディの貨幣です。(ヘビモチーフ)
普段の支払いというよりは、結婚の時に花嫁の実家に渡したり、土地の取引や財産の譲渡など節目節目の大きい取引時に使われ、結婚時の使用が多かったようです。
鉄器や農具など鉄鋼にまつわるもの、動物などがモチーフになっているも多く、権力や強さを表すとされていました。
子安貝も通貨として使われていましたが、子安貝はナイジェリアのすごい田舎ではまだ地域通貨として機能しているところもあるそうです。
そして、話はいきなり現代の貨幣へ飛びます。(すみません、、)
今、西アフリカや中央アフリカでは旧フランス領だった14ヵ国が、CFAフランという通貨を使っています。
CFAは元はフラン(今はユーロ)とレートが固定された通貨です。
インフレなどが起こりにくく安定しているものの、外貨準備金の50%をフランスに預けなければならないなど(自由に投資などできない)、植民地政策を引きずっている側面もあり長らく議論されてきました。
そして去年、西アフリカの15か国が加盟する「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」は、2、新たに導入する共通通貨の名称を「ECO」とすると決定し、2020年までにECOの導入を目指すと声明を発表していています。
ただ、ECOWAS加盟国の中でも、国によって経済格差が大きく、今でもいろいろ意見はでてきてるようです。
個人的には上手く単一通貨ECOに移行出来たらよいのではと思うのですが、まとまれるか?!
西アフリカを何か国か回ると、国境も接していて文化も言葉の結構リンクしているのに、旧宗主国の違いで通貨が違っていて、貿易や交通の面でスムーズにいかない事もあります。
ギニア湾岸の国は元フランス領とイギリス領が交互に横に並んでいて、東西を移動するときに通貨をいちいち両替しなければならないので、統一されればすごく便利だと思います。
参考にまでに↓
ブルーバオバブのアフリカニュース動画へのリンク
アブさん&Konoさんのアフリカニュース 西アフリカ通貨問題編 Parler de la monnaie ECO en Afrique de l’Ouest